足利の藍染「藍絽座」代表が栃木県伝統工芸士に 月2回の藍染め体験も

パネルを持つ風間さん。栃木県伝統工芸品「足利の藍染」染液の前で

「足利の藍染」を作る「藍絽座(あいろざ)」(足利市伊勢町、TEL 0284-44-3084)が1月から毎月、藍染め体験・藍建て講習会を開催する。

天然の材料のみを使った藍染め作品の制作・販売、藍染め体験などを行っている藍絽座の藍染めは2018(平成30)年11月、栃木県伝統工芸品に指定。2019年11月、代表の風間幸造さんが栃木県伝統工芸士に認定された。2020年1月から毎月、風間さんが藍染め体験・藍建て講習会を開く。

風間さんは「藍染めは発酵・酸化・還元が目に見えて学べる分かりやすい教材。僕としては還元剤を一切使わず、発酵だけで微生物が出した還元酵素で色素を還元させて色を染めることを貫きたい」と話す。「微生物を発酵させて染液を作ることは、今までの実績から自分としても精度が上がってきていることを実感している。一番得意としていることなので、ぜひ伝承していきたい」とも。

風間さんは足利市出身で、繊維業が盛んだった同市で家業として着物の捺染(なっせん)を行ってきた3代目。着物の染色をしていた当時から付き合いのあった同市小俣町の工房で藍染めの修業をし、2011(平成23)年に独立した。同市名草町で自ら藍の栽培を行うようになって今年で4年目。風間さんは「千数百年前の藍染めも色鮮やかに現存していることから、藍染めには古い歴史があることが分かる。昔から衣食住がおのずからあるものの中で成り立ってきたように、今後、自然の素材をもう一度人類が循環利用して暮らせるようになるための橋渡しになれば」と自身の活動の展望について話す。

毎月第1日曜は藍絽座の工房で「藍建て講習会・すくも作り・藍染め体験」(選択可)を、毎月第3日曜は「AND NYC(足利市名草中町)」で「名草川で濯(すす)ぐ藍染め体験」(ランチ付き)を、それぞれ開く。いずれも要予約。

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